両親と弟、弟の彼女、自分の彼女を連れて家族旅行的な感じで京都へ行きました。新幹線のグリーン車が何故か指定よりも安かったのでそれを利用しました。京都へ到着してからは両親、弟と彼女、自分と彼女の三組に分かれて過ごす予定になっており自分達の目的は有名なお店や屋台にて食事を楽しむ事がメインでした。10月半ばで涼しい時期であり動きやすく、また連休が殆ど無い時期だったので混雑もさほどしなかったのでストレスが無かったです。
京都旅行は自分も彼女も修学旅行で一度経験済みだったので金閣寺や稲荷大社といったポピュラーな場所はさらっと流しみる程度に済ませ、殆どは食事に時間を使いました。瓢亭という当時ミシュランで三つ星を獲得しているお店で懐石料理を食べました。自分も彼女も飲食関係の仕事をしているので盛り付けの具合や味付け等々スマホを片手に写真とメモを取りながら食事していたので他のお客さんに食べる事に集中しなさいと注意を受けたりして少し恥ずかしい思いをしましたが、お店の味付けは抜群であり、凄く美味しかったです。
外観、内装の雰囲気から調度品のレイアウト、食器に至るまで洗練されているので、ちょぅっとしたテーマパークに訪れた様なわくわく感がありました。お値段も一人3万円あればお釣りが出る程度だったと記憶しているのでお得だと思います。そのほかには屋台を回ったり、お茶を飲んだりしました。
自分は地元が鎌倉なのですが京都はどこか雰囲気が似ていて、街中を歩いているだけでも歴史や文化を感じられる楽しい街です。景観を大事にされているとの事でコンビニ一つをとっても珍しいデザインをしていたので思わず写真を撮ってしまいました。着物を着た人が普通に歩いていたりと日常とは少し違った時間を過ごせたので良かったです。
学生の頃にはその辺を意識して歩かなかったのでまた違った見え方がして斬新でした。また食事に関しても大満足であり、東京の屋台とは違って京都らしさを感じました。屋台村なんかは如実で映画のセットみたいです。売られている食べ物も意外とハイカラなものが多く若者でも満足できる内容です。ただの素うどん一つとっても、柑橘系の香りと魚介の出しが効いたスープを使用されていたり拘りを感じます。
屋台の店主にレシピを聞いたり、写真とメモをとりながら食事をしていたら結構深い時間まで過ごしてしまい、普段は酒に強く酔った姿を見せない彼女が泥酔してしまったので介抱が大変でしたが、良い経験になりました。
二日目になり着物のレンタルが出来るとの事を知りました。母と彼女が着物を着たいと言うので利用する事にしました。着付けに関しては自分と父は直ぐに終わったのですが母と彼女の二人が中々出てこず、何をしているのかと考えて居ると奥の方から「うううう」とうめき声が聞こえ父と二人で焦りました。
部屋に入る訳にも行かないので後から何があったのかと聞くと、どうやらお腹の出っ張り、胸の膨らみを隠すために強固に締め付けられて苦しかったとの事。着付けも終わると両親とは別行動となり時間が許す限りまで適当に街をぶらつく事にしました。しかしながら、街には昨日までは居なかった修学旅行生がたむろしていて、彼等は着物を着ている自分達を見つけるとワイワイと駆け寄って来て許可も取らずに写真撮影を始めました。
注意をしたかったのですが呆気にとられて居る内にささっと去って行ったのでそれも出来ず、撮られた写真はどうされるのかと少し心配になりました。他にも昨日までは見向きもされなかったのにも関わらず、着物を着ている事でやたらと観光に来ている外国人に英語で喋りかけられたりして大変でした。